猫

香川1区の猫のレビュー・感想・評価

香川1区(2021年製作の映画)
3.9
想像だけど
前作に比べ、編集期間が短かったのではないか?と思った。
それゆえ少し、映画が大雑把になった感あり。あと好みの問題かもしれないが
監督が映り過ぎ(笑)
開票後のご自宅での応答は無くてもよかったような気がした。彼のやってしまった行為については
国民や観客の感想に任せるように
した方が
映画として締まったように思った。

もちろん前回と変わらずの小川さん
(生真面目、一直線)でしたが
私にとっては、今回の主役は娘さんでした。
彼女の当選後の挨拶の一言。
“父が負ける(落選する)度に
社会に出たら、正直者がバカを見ることと向き合わないといけないんだ覚悟していましたが
今回、やっと、そうではないと…”
泣けましたよ。

投票後の裏工作等の話は
あるあるで、組織票という恐ろしい実態。
あと、プロデューサーが受けた嫌がらせは
『選挙』ですでに観ていたから既視感が。 
(つまりは、その頃からずっと変わってない、と言う事ですが)

映画の出来云々は置いといて
私は香川県の人間ではありませんが
小川さんには
映画で言われた通り
自分の考えと違う人達の声も拾い上げ
邁進していただきたい、と思います。
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