狙ったわけじゃなかったのだけど、見に行けそうな時間にたまたま上映前舞台挨拶があって、飯塚監督と主演の片山友希さん、坂東龍汰さんが登壇されていて、ちょっと得した劇場体験でした。
トランスジェンダーの物語っであることは知っていたのだけど、監督のお話が聞けたのはとてもよかったなぁ。「希望で終わりたい」と話されていて、この映画に込められた思いを受け取れたのはとても嬉しいことでした。坂東くんも一生懸命丁寧に伝えようとしてくれてとてもカッコよかったです。
さて本作。前橋が舞台のある二人の物語。信くんの友達がいいやつばっかりだなって思いました。地元の友達も、バーで出会って一緒に働くことになった俊平も二人のことを見守っていてすごくいい。
最後、号泣したシーンは、色々ぐるぐる紆余曲折あった二人が覚悟を持って俊平にあるお願いをするところで、俊平の孤独感に対する愛も重なって胸がギュッとなりました。
この世界にはいろんな愛の形があるってことを改めて実感して、それは恋人という形だけに収まらないなと強く思いました。
坂東くんはとても難しい役を演じることになったと思うけれど、大袈裟じゃなくてよかったなぁ。
