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さがすのこんにちはのネタバレレビュー・内容・結末

さがす(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

社会的テーマを持ちつつ、序盤から提示される明確な謎や、息抜き的な笑い、ラストの伏線回収など、エンタメ作品として昇華されていて、たぶん「パラサイト」とかの影響を強く受けているじゃないかなぁと思ったりした。

俳優さんの演技含め、メインからモブに至るまでキャラクターが魅力的だった。
こういう視点を切り替える構成は、切り替え後にそこまでの流れがリセットされるから熱量が下がってしまうものだけど、キャラと謎を追う構成のおかげで退屈させない作りになってたと思う。


引っかかったところは、
母と娘の交流が描かれなかったこと。
父と娘の対立構造を一幕目でもう少し見せて欲しかったこと。
安楽死問題から若年層の自殺問題にテーマがすり替わっていること(犯人の異常性で誤魔化してる気がする)。

あとALSや自殺問題は予告では伏せられてたけど、フラッシュバックの可能性を考えると告知しておいた方がよかったんじゃないかな〜
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