さがすのネタバレレビュー・内容・結末

「さがす」に投稿されたネタバレ・内容・結末

キャストが良い。全員芝居が上手い。
佐藤二郎さんがストレートのお芝居してるの新鮮。だけどめちゃくちゃ上手い。

奥さん役の成嶋瞳子(なるしまとうこ)さんと佐藤二郎さんの掛け合いで心揺さぶられるシーンが何度もあった。
成嶋瞳子さんが身体が思うように動かない病気を患い、リハビリ中に力が抜けて立てなくなるシーンの崩れ落ち方、
普段からの妻の世話に疲弊しつつある佐藤二郎さん、自ら首を吊ろうとしてるところたまたま帰ってきた佐藤二郎さんが、その様子を目撃したけれど、約5秒、すぐには助けない。その時間が物凄く絶妙だし、「健常者のエゴ」で生かすことへ湧いてきていた違和感、介護の疲弊、その5秒に全部詰まっていた。
その後佐藤二郎さんは成嶋瞳子さんが「こんなに辛いなら安楽死させてほしい」という内容のツイートをしているのを見る。
ここが刺さった芝居ポイント。→そして、ある夜、成嶋瞳子さんの首を思い切り締める。苦しんでる成島さんの顔は絶対に見ないように顔を背けながら。しかし結局、殺せずに、痛めつけた自分を責めて責めて、泣き叫びながら物に当たったり、その手の居場所を失って、動揺したり、成嶋瞳子さんを抱きしめたりした。締め付けをやめた後の表現は全て無音で表されているのだが、佐藤二郎さんの泣き叫ぶ「痛み」は、音がないはずなのに聞こえてくるようだった。すごいものを見た。

殺人鬼の清水尋也さんも、
まずオーラがある役者さんだなと思った。キャスティングにも納得。あの目。
人を殺める前の笑顔がとても不気味。あんな笑顔は中々できない。


娘役の伊東蒼さんのラストのシーン良かった。佐藤二郎さんの正体を知り、裏で警察に通報し、最後の卓球を佐藤二郎さんとやっている間に、
「お迎えきたで」「お父ちゃんのこと全部知ってる」「うちの勝ち(卓球)やな」
最後の卓球、最後のお父さんとの時間を噛み締めているお芝居だった。大好きな父を、警察に突き出すということへの心決まりが、ちゃんと表れていた。
終始困った顔をしているのは素だろうか?

片山慎三監督作品は「そこにいた男」が始めだが、らしさが出ているような気がした。
今後の作品もシリアスに作ってくださる気がしている。

映画は2時間で無理やり内容を詰め込んでいるものも多い中、丁寧で、重厚な内容だったと思う。

清水尋也さんの「本当に死にたがってる人なんかいなかった」という台詞が印象的。
映像の構成と娘役の子の演技良かったなぁ

最後の卓球の長回しシーンめちゃくちゃ引き込まれる
パトカーの音聞こえて「迎えに来たで」って関西人ならやったことあるよね
でもちゃんとそれに気づく、親子だもんなぁ

佐藤二郎ってものすごい俳優なんだな〜と実感。それと同時に伊東蒼のものすごさ、、なんだこの子!
清水尋也はもちろん、ムクドリ役の森田望智も良かった。

「もう終わりかな〜」と思った所からまだまだ予想外の展開。最後まで全然飽きない。
テレフォンショッピングなんでこんなに映すんだろ〜と思ってたらしっかり回収されて、なんか気持ちよかった。

父親の情けなさ、娘のまっすぐさ、どっちも佐藤二郎と伊東蒼じゃなきゃここまで出ないだろうな〜というくらいばっちりハマった配役だと思う。


作品としてはかなり楽しめたけど、実際尊厳死についてはこれからもっともっと考えなきゃいけないな
昨年公開された『空白』と主演女優が同じだったため、東西壊れゆく父親対決か…?と思いきや、あちらにはなかった娘へのちゃんとした愛情がこちらにはあり少し安心しました。
もちろん、計画があったとはいえ娘に何も言わずに姿をくらます父親はクソだし、ただの金儲けを娘や妻との思い出が詰まった卓球場のためなんて都合よく理由づけしているのもクソなんだけど、こちらの親子にはお互いに対する信頼関係があった。
だからこそ、娘は父親が堕ちてしまった奈落にまで足を突っ込み、見たくなかった醜い姿を暴いてあげたのだろう。それは裏切りじゃなく紛うことなき愛情だ。

自分が呼び出したのは娘だったと知った時の二郎さんの表情がとにかくすばらしい。
後悔、羞恥、悲哀、自分がしようとしていたことの本当の意味を知った瞬間に押し寄せた感情。
自分が手にかけようとしていたのは札束じゃない、誰かの娘なんだ。自分が愛する目の前の娘と変わらない、誰かの娘なんだ。
なんと愚かで憐れなんだろう、自分は。という顔に佐藤二朗という俳優さんの底知れなさを感じました。

そしてその二郎さんに負けない存在感と演技力の伊東蒼さんよ……バケモノか…とんでもない俳優さんだった。

植松と白石を足して二で割ったような殺人者を演じた清水さんも、本当に得体が知れなくて素晴らしかったです。
楓の後先考えない行動や、とってつけたような家族愛・恋愛に若干不安を覚えたが、時間が3か月前にさかのぼるあたりでじわじわと面白くなっていった。

監督の長編映画「岬の兄妹」では、過酷な中でのユーモラスな描写が好みだったが、今作でもそれは健在。
殺人犯と知らずにかくまう田舎の世話焼きなおじいさんが、平然とした顔でアダルトビデオを勧めてくるシーンがある。
人の好さそうなおじいさんが、熱心なコレクターであることに意外性があり笑えるのだが、直後に殺して自慰のネタにするという猟奇的な展開は、笑っていいのか恐れていいのかよくわからない気持ちになった。
また、車椅子の自殺志願者の言動も興味深い。言いたいことを率直に述べ、とうてい自殺しそうにないのに、原田に殺しを請う姿には真実味を感じた。
恐怖(死)と笑い(日常)が交差する作風と、捻りの効いたプロットのおかげで、物語の着地点がはっきりせず、非常にスリリングだった。

個人的に「おっ」となったのが、楓がショッピングチャネルをぼんやり見ていて、次のカットでテレビが消えるシーン。
眠りにつくために楓が消したように見えるのだが、実はこっそり帰ってきた父が消したというのが、凝った演出だなと思った。
TOP
日本家屋から庭先。
庭で、金槌の素振りをする父親。
END
父娘のカラ卓球ラリー。
2人の間のネットにトラックイン。


○強力なルック
殺人のリハーサルをする父親のロング。
土埃から出てくる犯人の顔。
妻の自殺。ヌケの玄関で、ただ見る父親。
バルコニーで洗濯物干す父の夜景のロング。

○コミカルとシリアスの絶妙なバランス。

○チャリを貸す大阪のオバハン。

○ラストシーン。
ラリー勝利することでわかる、娘の成長。
闇堕ち父親。決別する娘。ラリーで表現。


●闇、描き不足
自殺幇助、安楽死、サイコパス。
闇堕ちする過程が、弱い。
主人公が闇に魅せられる過程。見たい。

●お話が雑
西成とはいえ、警察を欺けるか?
なんで、犯人真面目に働いてる?
同監督の「岬の兄妹」は鑑賞して大変な衝撃を受けたのだが、その監督の初の商業デビューとのことで鑑賞

連続殺人犯を見かけた、と言って失踪する父の捜索から始まってどんどん時系列をさかのぼっていくことで事の真相がわかってくるという映画
かの有名な大阪・西成地区が舞台らしく、ネットで見たり聞いたりしたことがある描写が多数(流石に映画ではエキストラでやってるのだろうか)
商店街に入る手前の超レトロな喫茶店、行った記憶があります

確かに言われてみればポン・ジュノの助監督っていうのはわかる気がするし、OPの雰囲気とかところどころ韓国映画的なニュアンスがあるかもしれない
ただ、この点は私自身が韓国映画にさほど詳しくないところがあって何ともポン・ジュノ要素を把握しきれませんでした

「岬の兄妹」も貧困・障害・(それ故の)売春と非常にキツイテーマを扱っていたが、今作においても貧困、ALSといった難病、安楽死・尊厳死、嘱託殺人といった重いテーマが取り扱われており、時折目を伏せたくなる辛いシーンも数々
佐藤二朗演じる主人公の父親の(決して聡明とは言えないのかもしれないけど)娘には優しく、器用ではないけど憎めないっていう人物像ってのが全編に渡って効いているな
妻の殺害を依頼するまでに至るまでの出来事における葛藤や自殺?志願者との多目的トイレでのやり取りは身を裂くような辛さだった
同様に、その人物像だからこそ連続殺人犯との一件が終わった後の味を占めたような行動ってのも説得力があると感じた
娘のひたむきなキャラクターも素晴らしくて、リアルで家族のよう
だからこそ最後の卓球でのラリーを通した2人の会話シーンが映えてくる(ボールが途中に消えたのはどういう意味を持つのだろうか?)
このラストシーンもそうだが、時折出てくるピンポン玉のモチーフとしての使い方が非常に印象に残った

他方、展開としてはやや強引な点もあったかな 最初に殺人犯が声かけてくるところが唐突にすぎる気がしたし、大阪→東京への転勤も、そんなことある???って感じが… あと(描写してないから野暮なツッコミかもしれないが、)妻の殺害はどうやって誤魔化したんだ?というのは鑑賞後にちょっとひっかかった点 ALSで麻痺状態で縄の準備できるわけないし、首に絶対縄の痕残るし…と考えていて、無理じゃね?と思ってしまった

こんな重量級で心に爪痕を残す作品が商業デビュー作というのが改めてすごいな 今後この監督がどんな映画を作っていくのか期待していきたいところです
社会問題のフルコースとサイコ系犯罪者で頭いっぱいの映画。誰にも感情移入できずに地獄の縮図を見た。
妻を死に追い込んだ男が娘によって破滅させられる対比は因果を感じるね。
終盤のクーラーボックスに入ってたプレミアムモルツ、"途中の今度お酒奢りますよそれでチャラで"、のフラグ回収なのかなあ 
犯人の死に際の涙は、これから父親と人生を再起してこうと思ってたところ(合ってるかは分からないけど)で裏切られ殺される悲しみの涙 として解釈した。
結論観て良かった。
エロ仙人は殺さないでほしかった
とにかく詰め込まれてて時間を忘れた
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