座間の連続死体遺棄事件やALS委託殺人事件をモチーフにした社会派サスペンス。
障害者と貧困と性というこれまである種タブー視されていた内容で一躍話題となった「岬の兄妹」の片山慎三監督の長編第二弾。
失踪した父親探しから始まるたくさんの「さがす」の物語。
今回の舞台は、大阪西成区あいりん地区。
うつ病から非正規雇用となった結果の貧困、
難病ALSの介護問題と自殺願望という重たいテーマを扱いながらもサスペンスドラマとしてのエンタメ性は非常に高い作品。
最後の最後まで実によく練られた見事な脚本でした👏👏
序盤に張っていた伏線が綺麗に回収される爽快感。てっきり小説がベースにあるのかと思いました。
伊東蒼の存在感。
シリアルキラー山内を演じる清水尋也の怪演も光ってます。
扱っている内容が内容だけに、残虐描写も多少は出てきますが、グロさは控えめなので、そういうのが苦手な人でも大丈夫🙆♂️です。
本作でさらなる進化を遂げた片山慎三監督の次回作が今から楽しみです。
余談ですが、ワイルドスピード、007、浅田家、アメリカン・ユートピア、そして本作。
こんなにも早く話題作が家で観られるなんて、最近、アマプラのコンテンツは価格の割に優秀すぎます☺️