ベルベー

からかい上手の高木さんのベルベーのネタバレレビュー・内容・結末

からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

既存ではあったジャンルだけどキャッチーに仕上げた結果大ウケ、ピンからキリまで鬼のようにフォロワーを生み出し供給過多地獄を顕現させた悪名高き二大漫画といえば東のヒロアカ、西の高木さんというのは有名な話だが(大嘘なんで信じないでね)、その「からかい上手の高木さん」が遂に映画化。というので原作もアニメもほぼ伝聞知識だけという無防備な姿勢で鑑賞してみた。

これ、どんな層がメインファンなんだろう?と単純に疑問に思ったり。勝手なイメージ、もっとお色気というか萌えというか、思春期男子を狙った描写があると思ってたから。サンデーだし。でも全然ないのね。プールはあるけど水着にそういう意図はないし。

むしろ島暮らしの牧歌的な雰囲気が前面に押し出されていて、そのイノセントさは現行テレビアニメの「ドラえもん」や「しんちゃん」に近い。原作とか私がテレビで見てた時くらいにはあった毒が全然ない感じ。もしや対象年齢もっと下なのか?あるいは、クリーン化されたキッズアニメで育った世代は思春期を迎えてもこれくらい健全なものを好むのか?

こんなことばかり考えてしまうのは、自分がこの作品に全然ハマれなかったからに他ならないのだが。でも最後の子猫エピソードだけはやたら心抉られて良かった。そうだよね、猫っていくら愛情注いで可愛がっても平気で他の人に尻尾振って出ていっちゃうんだよね…向こうはこっちのことなんて好きでもなんでもない、でも愛してしまうんだよな、猫…。何の話してんだろ🐱。
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