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こんなに胸糞悪い映画だなんて…。初期キューブリックの傑作。前半の壮絶な砲撃シーンもさることながら、物語の本質はそこにはない。作戦失敗の責任を部下になすりつける非情で無能な上官。人身御供を良しとする狂っ>>続きを読む
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分かる。分かるよ。最期は昔好きだった男よりも娘と、娘を一緒に育ててくれた男に側にいて欲しい。それは分かるんだけど、子供できたらちゃんと教えてよ!その上でどうするか話し合いましょうよ!「海のはじまり」然>>続きを読む
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クリエイター達へのミクへの愛情深さが感じられて良かった。ミクがいたから私達がいて、今の音楽が在るという初音ミク讃歌。
バーチャルシンガーとしての初音ミクが認知され人気を博している世界で、デジタル(?>>続きを読む
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鶴巻も榎戸も庵野も好き勝手やってるって感じの、言葉を選ばず言えば1stガンダム二次創作。でも二次創作が面白くなりそうな面子が揃っているから良いんじゃないかな。
しかし推定庵野パートの前半「Begin>>続きを読む
バズ・ラーマン、真面目な作品できないからなあ…なんちゃって「風と共に去りぬ」。夫を追いかけてオーストラリアに行ったら殺されてた!悲しい!ムカつくイケメンに惹かれて大恋愛!アボリジニは超能力者だった!?>>続きを読む
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私のオールタイムベストのひとつ。忘れられてはならない記憶としてのアニメ映画。後世に伝えるべき映画だと思います。
淡いアニメーション美、所謂「日常系」ぽい描写が丁寧に描かれてる分、それが呆気なく壊れる>>続きを読む
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新年一発目!から超絶バッドエンド!!!「七人の侍」といい「生きる」といい黒澤明の怒りにはすごく共鳴するのだが、本作も然り。というか彼の怒りが最も強く出たからこそのあの結末でしょう。そして本作で糾弾され>>続きを読む
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地味な話だしキャストも豪華とはいえ売れる感じではないのは最早疑いようもないし実際アメリカでは全く売れなかったらしいのだがそれでも、イーストウッドの映画が劇場公開されないというのは中々寂しいものがある。>>続きを読む
まーフィクションだったらこうなるよねって展開が冒頭から終盤に至るまでイマイチだったんだけど、俳優陣の演技は良かったと思う。皆感情が見える芝居をしているんだけど、最後までどっちなのか分からない安藤政信の>>続きを読む
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前日譚として悪くはない。思ったよりちゃんと「ライオン・キング」だった。多分前回の実写版より「ライオン・キング」。
しかしオリジナルの「ライオン・キング」が大好きで子供の頃毎日のように観ていて、それで>>続きを読む
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O・J・シンプソン事件が背景にあることを踏まえるかどうかでかなり印象が変わってくる作品。と言っても、他の時代、他の国の事件に置き換えても通じる話だが。日本でも…ね。
監督の演出がはっきり言って良くな>>続きを読む
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ソフィア・コッポラがやりたくなる要素がプリシラにあったのは分かるけどそれ以外ガン無視しすぎだろ。「マリー・アントワネット」と同じやり方で自分のやりたいことだけやっているので、あっちがバチバチに炎上した>>続きを読む
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なんか一見さんで観てはいけないコンテンツだったっぽい。恐怖体験アンビリバボーだった。映画の中の世界は私達が住んでいる世界に限りなく似ているが、社会規範、倫理観、人間の感情の機微、果ては物理法則まで異な>>続きを読む
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凄い映画。残酷な現実を描き、映画的な救いもある。しかしエピローグ的に挿入されるラストシーン。ポーランドがウクライナから200万人の難民を受け入れたという「美談」が、2時間30分本作を観てきた我々の目に>>続きを読む
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「ホリデーシーズンにかける映画がなくなったから、予定になかったけど『モアナ2』劇場でやるわ。あ、死んでも納期守ってね」という身勝手極まる経営陣の号令の下、現場が血反吐吐きながら作ったとされる「モアナと>>続きを読む
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今度やるジェームズ・マカヴォイの映画ってこれのリメイクなのね。今年かなり話題になっていた一本。そのオススメコメントを見ていると「あー『ファニーゲーム』的な映画ね」と予想がついてしまったのだが、実際そう>>続きを読む
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これは予想外だったなあ。予想外に心震わされた。あとから考えたら凄く「綺麗事」の映画かもしれないが、この希望が少ない時代に「綺麗事」を観たかったんだ、と気付かされた。
鏑木、見つからないのはともかく仕>>続きを読む
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「犬」と「ロボット」という切なさ間違いなしの2要素と、朴訥とした絵柄のポスタービジュアルからこんなストーリーでは?という妄想が暴走して観る前から勝手に号泣。もしかしたら立ち直れないレベルで大泣きするか>>続きを読む
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ライアン・レイノルズ主演の「フリー・ガイ」とタイトルが似ているライアン・ゴズリング主演の「フォールガイ」。本作の監督は「デッドプール2」のデヴィッド・リーチだが、「フリー・ガイ」の監督は「デッドプール>>続きを読む
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ジャンヌを演じるルネ・ファルコネッティの顔が怖い。精神衰弱しきったジャンヌ・ダルクを凄いインパクトで演じている。あと、ラストの火刑のシーンは当時観た人にとっては大変ショッキングだったのではないだろうか>>続きを読む
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春の学園ラブコメはオーソドックスなものが多いのに対し、秋は変化球が多い気がする。体感だけど。去年だと「夜があけたら、いちばんに君に会いにいく」があった。今やズマズマでお馴染み平野紫耀主演のDV共依存追>>続きを読む
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柴田勝家の「走馬灯のセトリは考えておいて」と似てんなーと思ったらこっちの方が原作は先なのか。亡くなった人をAIアバターで蘇らせることはできるのか。10年前なら御伽話だったけど、昨今の急激なテクノロジー>>続きを読む
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ラッセル・クロウとサルマ・ハエックの二人芝居。身体の相性は最高なのに考え方が最高に合わない二人のグダグダ恋愛悲喜劇。
「花束みたいな恋をした」みたいな…というにはあまりにキラキラしていない笑。でも似>>続きを読む
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もう勝手にしてくれ…というお騒がせラブコメ。マシュー・マコノヒーだって仕事選べない時期があったんだぜという意味では勇気づけられる。
大変な結婚式をテキパキと仕切る主人公の様子は面白い。つまり、冒頭5>>続きを読む
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アレックス・ガーランドが「今のアメリカ人はこんくらいのノリで殺し合い始めそうだよな、なんで内戦起きたかのヒントくらい描いてるけどお前らそれ理解できないだろ?」とイギリス人ムーブ全開で撮った映画。実際大>>続きを読む
金城武が何言ってるか聞き取れないが、厨二病な雰囲気を楽しむ映画なので無問題。現実の新宿はこんなマンガチックに退廃せず、ただただ汚い感じになっているのであった。嗚呼。
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普通に観たらバカが考えたバカのための映画なんだが、昭和ゴジラの解像度は異常に高い。そうだった、ゴジラの怪獣は好きだけどストーリーが面白いと思ったゴジラの映画なんて片手で数えるくらいしかないんだった。嫌>>続きを読む
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ケン・ローチやりたいんだったらお金稼ぎたいとか賞獲りたいとか欲出さずに、ストイックに政治活動としてやるべきだと思った。
という書き出しから始めないと気持ちが落ち着かないくらい、ケン・ローチの映画だっ>>続きを読む
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今年の黒沢清はセルフリメイクがテーマなのだろうか。「蛇の道」と違い元になる映画があるわけではないが、本作は黒沢清のフィルモグラフィーを彷彿とさせる要素が散りばめられている。というか、彷彿とさせることが>>続きを読む
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「容疑者、ホアキン・フェニックス」という映画がある。2000年代には既に多大な実績を残していたホアキン・フェニックスが突如俳優引退を表明し、ラッパーに転向宣言をしたりトークショーで奇行を繰り広げたりし>>続きを読む
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長井龍雪は「とらドラ」「超電磁砲」「あの花」と自分の青春時代を彩ってくれた監督なのでこんなことはあまり言いたくないけど2010年代のクリエイターだなあ…って思っちゃった。絵の動かし方、演出が絶妙に古い>>続きを読む
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恥ずかしながら奥山由之と奥山大史は同一人物だとずっと思っていた。兄弟なのね。「KICK BACK」のMVを撮って今度「秒速5センチメートル」を実写化するのが兄の由之で、「地球儀」のMV、そして本作「ぼ>>続きを読む
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死ぬ寸前くらい幸せな走馬灯だったら良いのに、何の因果か味方に刺された上にホラーテイストな幻想に囚われて死んでいくベトナム兵のお話。主役は悲惨な目に遭うことに定評のあるティム・ロビンスだから仕方がない。>>続きを読む
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袴田さん無罪が大きく話題となり、本作で描かれていた日本の腐敗は現実そのものだと痛感するなどして奇しくもタイムリーな映画だったのだが…胸糞悪すぎてどんよりした気持ちにしかならなかった。
人体実験、自白>>続きを読む
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「そして僕は途方に暮れる」であらゆる人たちから逃げまくった藤ヶ谷太輔がそのツケで彼女に逃げられる話。違うか。
丁寧に作られた良い映画。サスペンスぽい前半部分はミスリードで、その実ウェルメイドなヒュー>>続きを読む
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超絶バカな脚本を笑う分には面白いんだが、多分そういう楽しみ方をする映画じゃない。
いや入りは良かったんだけどな〜チャップリンやりたいんだろ!?ならやっちまえよ!多少非現実的でも名作は名作だよ!と思っ>>続きを読む