ShinMakita

バック・ノールのShinMakitaのレビュー・感想・評価

バック・ノール(2020年製作の映画)
2.5
マルセイユ、北地区。低所得層向け団地を擁し、麻薬や盗難などの犯罪が多発するこの地区でパトロールを続ける国家警察犯罪対策部隊〈BAC〉のメンバーであるグレッグとヤス、そしてアントワンのトリオは、ユニット名BAC26として日夜売人たちを検挙していた。しかしいくら挙げても犯罪は減らず、上司からはノルマが上がっていないと文句を言われ苛立っていた。そんなある時、団地内の情報を得た3人は、団地一斉手入れに乗じてアジトの部屋を発見・突入していくのだが…


「バック・ノール」

ドキュメンタリータッチな刑事ドラマ。フランス国家警察の部門は複雑で良くわからんのだが、主人公たちが所属しているのはBAC〈brigades anti-criminalité〉というセクション。日本で言ったら自動車警ら隊に当たるかな。まぁ、業務は遥かに危険ですけど。タイトルのバック・ノールは、北地区のBAC、という意味ですな。

実話を基にしていてリアリティは充分。団地突入の緊迫感は素晴らしく、骨太で硬派な作りに満足です。情報提供者のために一線を超えてしまった3人が迎える結末…なんとも言いがたい…
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