このレビューはネタバレを含みます
評価する声が多かったので見てみたが、唖然とした。物凄く。
序盤数分のドラマパートでなかなか良い演技だなとは思ったが、これがセイバーの世界として描かれていることに違和感しかなかった。そもそも確固たる世界像が描かれずにTV本編が終わったから、いきなり現実味ある風景描写というのはあまりにミスマッチである。まあここは百歩譲って良いとしてもだ。登場人物の思想が極端すぎて見ていて本当にビックリしっぱなしだった。人間の情緒を描きたいという作家の意思は感じるが、それにしてはあまりに描き方が下手クソだ。言ってる事も支離滅裂だし、とにかく何かしら叫ばせておけばそれっぽくなるだろう的な慢心が見え透いている。
あと序盤見てて思ったのは、ここまで作風を変えるならもういっそセイバーを再解釈したパラレルワールドということで設定すれば良いのにと感じる。555もそうだったし。その方がよっぽど飲み込めた。
近年の邦画に抵抗がなく、かつTV本編が好きな人は見れるのかもしれないが、少なくとも自分にとっては苦行の部類に属す作品であることは間違いない。
自分がTV本編見た当時は中学生だったのでギリ見れていたが、今となっては苦痛そのものでしかなかった。なんだよこれ。