イタリア人がナチスドイツと戦う、というだけの前情報で鑑賞。誰が戦うかも知らなかったが
フリークス、異形の皆さんなんだわ。
ファンタジー悪夢だった。
『メッツァ・ピオッタ』
たった5人のサーカス団。ユダヤ人の団長のイスラエルがナチスに連れ攫われ、助け出すために戦う、という筋。
戦うナチスはこれまた異形の未来予見者ピアニストフランツ。
サーカス団の少女マティルデを途中拾って一緒に戦うパルチザンも腕や足、目を失った人たち。
冒頭、イスラエルが効果音を担当しながらサーカスの出し物を見せていくシーンが美しく、特にテルミンの劇伴にうっとりしていただけにそれに続くシーンに度肝を抜かれてしまった。
R15だけあって、暴力シーンの勢いや残酷さはめちゃ伝わってくる。
監督、戦争を憎んでますわね。
飛躍するファンタジーシーンが折々入ってくるので、そんなかんじ!と事前に構えているとすごく楽しめるだろうなーと思いました。
面白かったです。
虫苦手な人は無理かもですわ笑