西部劇なのかと疑うほど、繊細で叙情的な作品だった。こんなこと言うのもアレですが、さすが監督が女性なだけある。
威圧的で牧場経営をするカウボーイのボスを演じるベネさんは、個人的によく観るインテリ系とはまた雰囲気が違い、(でもまた意地悪な役。笑)新鮮でした。
そしてゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞した、コディ・スミット=マクフィーくん。私もタバコのシーンにはおぉ〜！となりました。
妖艶な演技をされる…！
今後の活躍にも期待！
これはネタバレを観ないで観ることをオススメするので、脚本にはあまり触れませんが、
フィルマークスの恋愛という表記にまんまと騙されたと言いますか。
いや、恋愛ではあるんです。
でも、屈折した愛。(嫌いじゃない)
1925年のアメリカ西部。
その時代背景を思うと、ベネさん演じるフィルの立場や、周りの人達との付き合い、そんなのががんじがらめになって、
あぁいう人物像を作り上げたのだと思う。
そしてそれはフィルだけでなく、おそらくピーター然り。
観終わってみれば随所に物語へのヒントは合ったのだけど、勘の悪い私はラストにようやく全部が繋がって興奮した。笑
淡々と進み、表現も少し分かりにくいんだけど、それを丁寧に汲み取る事が出来ればこの作品の良さが分かると思った。
あと、自然が雄大で美しいのだけど、
ネトフリ1番安いプランで契約してるから画質ガビガビで、途中何度も後悔した。笑
