強さとは何なのか、考えさせられた。
フィルとピーターが打ち解けた辺りで、ピーターが父の生前、強くて冷たいと言われた、というくだりがラストで回収されてすっきり。確かにめちゃくちゃ強い。
想像とは全く違う話だったけどとても面白かった。
100年前のアメリカだからLGBTの概念もなく、同性愛者はただ排除される存在で、ピーターに対してのいびつな愛情表現も納得。カリスマ性に溢れていて男らしくて威圧的で、でも実はめちゃくちゃ繊細で弱いベネディクト・カンバーバッチの演技、2時間とは言わずずっと観ていられそうだった。
不協和音が状況の不気味さを助長してるんだろうけど、ローズもピアノ弾くし、どんだけピアノ好きなんですか?と思うくらいには気になった。