登場人物が、欠損していて複雑な感情が絡み合って、綺麗な映画だった。
説明があまりない映画なので、観客側に委ねられてる。
ピーターとの冒険のシーン
うさぎを殺したり、犬みたいな山といったり、そこのフィルの眼差しが好き。
ブロンコヘンリーに憧れて、恩師を失い、弟も失い、嫌がらせ対象だったピーターに行為を抱き、次第にブロンコヘンリーに自身を重ねていく、フィル。
社会的な尊重、男らしさをみに纏う弱さ。
それに怯えるローズにも、すごく心が痛くなった。直接的な攻撃はなくとも、精神的に嫌味が辛い。
なのに、放置するジョージも優しいのか、お飾りなのかステータスなのか、
あまりこころが通ってないイメージ。
ちぐはぐな関係で、
はっきりとした答えはどこにもなくて、
その曖昧さが共感しやすい部分。