そら

パワー・オブ・ザ・ドッグのそらのレビュー・感想・評価

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
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登場人物が、欠損していて複雑な感情が絡み合って、綺麗な映画だった。

説明があまりない映画なので、観客側に委ねられてる。

ピーターとの冒険のシーン
うさぎを殺したり、犬みたいな山といったり、そこのフィルの眼差しが好き。

ブロンコヘンリーに憧れて、恩師を失い、弟も失い、嫌がらせ対象だったピーターに行為を抱き、次第にブロンコヘンリーに自身を重ねていく、フィル。
社会的な尊重、男らしさをみに纏う弱さ。

それに怯えるローズにも、すごく心が痛くなった。直接的な攻撃はなくとも、精神的に嫌味が辛い。

なのに、放置するジョージも優しいのか、お飾りなのかステータスなのか、
あまりこころが通ってないイメージ。

ちぐはぐな関係で、
はっきりとした答えはどこにもなくて、
その曖昧さが共感しやすい部分。
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