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なれのはてのTOのレビュー・感想・評価

なれのはて(2021年製作の映画)
3.9
元トラック運転手、暴力団構成員、証券マン、警察官。何らかの事情で、フィリピンで暮らす、4人の"困窮邦人"を追ったドキュメンタリー映画。「どん底で、笑う」のコピーやジャケット写真から、全て失ったけど楽しく暮らす的な、別の豊かさを提示するものかと想像していたが、映画の中にあったのは、折り合いのつかない過去に、笑ってごまかして生きている強く脆い生だった。
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映画館はそんなパラレルを生きる老人たちで溢れていた。もしかすると、そうなっていたかもしれない人生に何を思っていたのだろう。自分の「なれのはて」を想像してたのかな。
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録音のマイクだけはもう少しちゃんとして欲しかったな...
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