TOさんの映画レビュー・感想・評価

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

「他人は変えられない、自分が変わるしかない」なんて言うけれど、自分こそどうしようもないんだから、ケアの循環の中にそっと身を置いて、じっとひとを見つめてみるとじわじわ内から染み出してくるもの。そんな瞬間>>続きを読む

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.9

"教えてあげよう"宣教師が、いざ赴くと現地の文化・信仰に染まっていく、、みたいな「ピダハン」的ストーリーを想像してたら、シンプル未熟な利己的牧師の愚かさが露呈するだけの映画だった。

大きな湿板写真が
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

-

こういうのが美しいよねってイメージだけで描かれるキャラクター、金持ちの語る清貧

愛の亡霊(1978年製作の映画)

4.0

吉行和子の恐怖と情欲の混じった助けてくろぅ、殺してくろぅという叫びがとても良い

生きちゃった(2020年製作の映画)

2.8

パピコを供えるシーンも英語だと言葉を発せられることも、大島優子のフェラチオも「あぁ〜いらん!!」と心でツッコミながら見た。太賀と若葉竜也の気迫でなんとかしようとせんでくれ!

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.7

この映画つまら......そこが良いんじゃない!!とみうらじゅんの魔法をかけなければ、正直レビューに書くことなどないかもな。
たくさんの良い映像を用意したので、あとはそれぞれ楽しんでくれよなって感じだ
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夏の妹(1972年製作の映画)

4.1

とあるヴァカンス映画特集に名を連ねていたので。まず美人の親子が夏の沖縄で1人の男を...って設定が最高だよね。主題は沖縄返還直後の日本との微妙な関係で、全てそのメタファーなんだろうけど、説明的じゃない>>続きを読む

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.9

なんか、何が良いかと言われると、よくわかんないんだけど、ずっと見れる映像だった。都市と地方の孤独は全く別もん、観光じゃなくてしばらく暮らしてみたいなぁ、台北。表紙にもなってる屋上のシーンがとにかく綺麗

ニンゲン合格(1999年製作の映画)

3.8

髪型とズボンの丈と歩き方、ひろゆきにしか見えない若き西島秀俊を拝みました🙏

福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

家族、仲間を守るため。自衛から生まれる差別と恐怖、やらなければやられる。集団心理の混沌を目の前に何もできない、できなかった男たちの背中を描いて一体どうしろってんだ。この圧倒的愚かさのエッセンスが現代に>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

3.8

ハイキーなモノクロームに映してしまえば、嘘も神も実体になる。

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

4.4

好きすぎて殺してチンコ切って逃げた阿部定事件の映画。序盤でこれは海外版で見るやつだと判断して一旦中断、そして再鑑賞。やはり、チンコが主題の映画をモザイクで隠されてしまっては、全く見る意味がない映画だっ>>続きを読む

ざわざわ下北沢(2000年製作の映画)

3.9

市川準の撮る女には色気がある。宮沢りえ、牧瀬里穂、桃井かおり、そして北川智子。年齢も性格も関係なく、振る舞いと眼差し。自然よりも街のザワザワに浸かっているほうがよっぽど好きだなぁ。。。

朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

2.5

心が弱ってそうなひとに近づいて、不安を聞き出し、大丈夫だよとハグをする。そういう映画。鬱は人の言葉じゃなくて"物理"で治せ。気持ちが前を向くのと、カーテンレールを直すのは順序が逆だと思っていたりする。

インスタント沼(2009年製作の映画)

4.0

今の生活に足りないものといえば、風呂の蛇口をひねったまま中華丼を食べに行くぐらいのスリルだな〜〜〜今度しおしおのミロ食べてみよ

僕は猟師になった(2020年製作の映画)

4.0

最近、友人の罠猟に参加させてもらった。罠にかかったイノシシを棍棒で気絶させるのだが、断末魔の叫びというよりは「頼む、、、許してくれ」という囁きは、決して忘れることがないと思う。

うめき声の残る獣の心
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東京夜曲(1997年製作の映画)

4.1

これまで桃井かおりを照明バキバキのSK2のcmでしか見たことがなかったのだが、市川準が撮ればこんなにも色気のある人なのか。お茶漬けみたいな、いろんな言葉のかけ方のできるひとになりたい、ですね。

市川
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中国の植物学者の娘たち(2005年製作の映画)

3.8

同性愛という罪で死刑て、、、今の中国ってその辺に関してどのくらいの意識なんだろう。映像がじめっというよりは、しっとりとした湿度。薬草の上で蒸される裸体、良いです◎

飼育(1961年製作の映画)

3.6

みんなで土かけながら、なかったことにしようって話をしてるシーン、すごく気持ち悪い(良い)
ただ音が悪くて何言ってるか全然聞き取れなかった

片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.6

この世の人間すべてが片桐はいりと同じ時間を生きてるって、すごいことだよなぁ

ダメジン(2006年製作の映画)

4.2

無職の自覚を持って"ダメジン"を見たわけだが、底抜けに明るい彼らと根暗な己のコントラストに目眩がした。まぁどちらのニートも行き着く先はインドであるのだが、人類滅亡の危機から救うためだろ、出直してこいと>>続きを読む

転々(2007年製作の映画)

4.2

今年の4月、方向感覚だけを頼りに東長崎から新宿まで歩いたことを思い出しながら見ていた。当たり前なんだけど、静かな住宅街からギラギラのビル群が地続きであることにびっくりしたんだよな。
どれだけ歩き回って
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死の棘(1990年製作の映画)

4.0

地獄みたいな映画だった。台詞棒読みの岸辺一徳と死んだ目の松坂慶子。この緊張感が続くぐらいなら、はよ殺してくれ...そりゃ死ぬまでに色とりどりのパンティ履いてみたかったよね。。。

青空娘(1957年製作の映画)

4.0

リズミカルに出てくる気障な言葉たちがとても良い。「センセイ、東京にも青空ってあるんでしょうか?ああ、あるとも。ただみんな見ようとしないんだ。」
卓球のラリー、腹違いの弟との喧嘩、締め付けすぎて飛び出し
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.9

60分童貞筆おろし映画。「良い仕立て屋になるなら大勢の女に触れなさい」

いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

4.2

汗びちょびちょのマギーチャン、そりゃ抱きしめてぇだろ!!!血と汗を色気として映せる王家衛、恐るべし...!!