なれのはてのMotokiのレビュー・感想・評価

日本＝富・フィリピン＝貧という一般的な構図をひっくり返しに来ている時点で面白いに決まっている。

撮影者が現地語に堪能な地域研究者という訳ではなかったので、何だか分からないがとりあえず付いてくというパターンが結構あった。決して当事者たり得ず、野次馬根性的なところがあるのだが、そこに臨場感があり、かえってよかった気がする。

みんな現地に定着しているようで、日本に対する複雑な感情を持ち、それを断ち切れてはいなかった点が印象的だった。幸せとは何なのか再考させられた。