なくいら

カム・フロム・アウェイのなくいらのレビュー・感想・評価

カム・フロム・アウェイ(2017年製作の映画)
5.0
2001年9月11日。
ニューヨークから始まった同時多発テロが発生したその時、アメリカに着陸できず、情報もないままカナダのガンダー空港に緊急着陸せざるを得なかった38機の航空機と、7,000人の乗客がいた。
空港にほど近い人口9,000人の町民が彼らを受け入れ、共に過ごした数日間を描いた、実話を元にしたミュージカル。


こんなに素晴らしいミュージカルこの世に存在してええんか……と号泣しながらこの感想を書いているよ……。
褒めるとこだらけで、ここには書けないから書かないけど、ストーリー、演出、キャスト、音楽、何もかもが本当に素晴らしい。

この舞台に主役は存在せず、12人の出演者が、それぞれ役を入れ替わり立ち替わり演じるスタイル。
言うなれば、全員が主役で、全員が脇役。

この映像は、9.11から20年後、コロナによるロックダウンを経て、ブロードウェイが再開したその初演ということで、それ自体もすごくグッとくる。


日本版公演がちょうど上演中なのだが、プロモーション映像を観た感じ、このブロードウェイ版の持つ熱量が全く伝わって来ず、観る気が起きなかった…実際はどうなんだろうか…。
でも、女性パイロット役が我らが濱田めぐみさんなので、そこには興味ある。
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