こきんじ

土を喰らう十二ヵ月のこきんじのレビュー・感想・評価

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)
4.0
今晩何を食べるかは畑と相談する、大自然が答えをくれる。
そして自然の恵みから頂いた素材に手間ひまをかけてあげて土の恵みに感謝しながら喰らう。
沢田研二さんがそんなこととは無縁だったろうに淡々とそつなくこなし、勤というキャラを納得感のある形で紡いでいく。
まさに役を自分側に持ってきてしまう力なんだろうな。
松たか子は差し出されたものをものすごく美味しそうに頂く役(笑)
いやいやお葬式準備の阿吽の呼吸は素晴らしかったです。
そして死を見つめた時出した答えが人は1人で生きてきて1人で死んでいく。
寝る時にこの世にサヨナラを言い朝いきていたらその日を感謝しながら懸命に生きる。
色々考えさせられました。
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