ラストでこれが昔より今も変わらずにある「ベルファスト」ですというかのようなタイトルテロップが出た瞬間に、それまでのストーリーで揺さぶれてきた感情がブワッとなって泣きました。素晴らしかったです。
今のウクライナ情勢に思いを馳せつつもおじいちゃんと孫の会話ではクスッとさせられ、そのおじいちゃんとおばあちゃんの二人の関係性に羨ましく思い、ヤンチャな頃の思い出も蘇り…と、地域を通した人生そのものの映画でした。
何気ない日常というにはちょっと違うけど、紛争地域の真っ只中に住む人たちにとっての「それ」を少し紡いだだけの映画なのにこんなに心を打たれるなんて。映画って素晴らしいと改めて感じた一本となりました。
