あるこる

ワース 命の値段のあるこるのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
3.5
9.11同時多発テロの犠牲者救済基金で保証金額決定した管理人の実話。
未曾有の事態に大企業を守るための基金で多くの犠牲者のために泥沼の裁判でなく、前を向くための「妥協」を選んでもらうために法律家としてルールと公式を作り、それに固執する傲慢さをしっかり描きながらそこから「公平さは存在しないが、より公平なものを目指さないのは不道徳」という展開は妥協なき徹底した正しさを目指す話でした。
丁寧な作りで、命の価値,公平さを問う良作でした。
エンドロール前のメッセージも秀逸
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