あるこるさんの映画レビュー・感想・評価

あるこる

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シティーハンター(2024年製作の映画)

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「冴羽獠のクールな格好良さ」こそシティーハンターの1番の魅力だと言い切るような作品に仕上がっていた
コメディシーンはアクセント程度でより紳士な表現に変わってる所も良い調整だし、全体的にリスペクト溢れた
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

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薬物過剰摂取で熊が死亡した実在の事件を基にしたスリラー
予告から想像した通り笑える映画だった
コカイン争奪戦と全く関係ないけど巻き込まれる人々がサクッと熊にやられる展開とコカに夢中な熊が笑わせてくれる
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.8

人のシーンを最小限迄圧縮して怪獣で語る事で生まれた映画
コングの日常から始まり、隣のしまへの遠征からのタッグマッチとゴジラの最強さとコングの愛嬌と2番手感を出す事が最優先とされた様な映画でした
目的の
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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なんともシュールな映画
繰り返されるシュールな笑いと思春期中学生の悩みがリンクする展開が面白い
カラオケパートよりも、個人的には学校パートの方が好き

刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

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ドラマ版観ずだが楽しめた
全体的に007風味があり、イドリス・エルバ版ボンドが実現してたらと思う話でした
アンディー・サーキスの思想犯でない狂った演技も怖さを強調していて良きスリラー

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

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3期に向けてのおさらいと伏線を兼ねたファンサービスって印象
鎧塚先輩と久美子の会話は良かった
あとは全体の関係性及び実力が3期の伏線としてどう機能してくるか注目

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

伝記映画であり法廷映画で個人的には好きなタイプの映画でした
絵もだが音楽の素晴らしさにやられた
オッペンハイマーの苦悩よりも彼程の頭脳を持っても、不誠実で優柔不断で責任から逃げ続ける「英雄でない」事を
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

人気スパイ小説が現実の陰謀と瓜二つで、スパイに狙われる小説家のスパイ映画
アクションと笑いがたっぷりの良エンタメ映画
良い意味でのくだらなさと勢いがあり、「エンタメに振り切った大作感がし過ぎ無い作品良
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.2

一足先に先行で観てきました
大画面で観る前提としか思えない迫力と奥行きがある構図が多く、劇場でこそ本領を発揮する映像の連続でした
オースティン・バトラーの存在感が凄まじく、画の中にいるだけで圧を感じて
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.2

圧倒的な「絵」の力に打ちのめされた
正直半分も意図を理解できてないとは思う
憂いて信じようとしているのは社会かアニか文化かはたまたそれ以外か
各キャラは何の隠喩なのか、集合体なのか個人なのか
見終わっ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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上流階級の売れない黒人作家がコテコテの「黒人小説」を勢いで書いたら、大ヒットしてしまった様を描いたブラックコメディ
めっちゃ良い映画だった
今の多様性溢れる作品達はマジョリティが心地良くするために使わ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.0

世界最弱だったアメリカ領サモアサッカー代表がワンゴールを目指す話
ちょっと乗りきれなかった
「白人の救世主」への皮肉にも、皮肉という言い訳をしながらマイノリティを馬鹿にした笑いにも見える表現の連続で監
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

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ぬいぐるみに話し掛けるサークルを舞台にした映画
題名に誘われ観たが、想像を凌駕する重さの映画
生きづらい世の中における「優しさ」とは繊細さなのか?迎合することか?配慮することなのか?それとも気にしない
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

転落死した夫の殺害容疑がかかる妻と唯一の証人である視覚障害の息子を中心とした裁判劇
全体的に真実と事実を中心とした会話劇で見応えある怪作
真実を知る為にどの事実を重要視するか,持論の補強にどんな論拠を
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

アフガンで通訳に命を救われた兵士が約束を果たす為に戦地に戻る話
全編通して緊迫感あるシーンの連続とガイ・リッチー節な台詞回しで見応えあり
「恩義に報いる」という矜持の連綿と杓子定規な国の対応の対比も上
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.7

なるほどこういう話ね、という印象
全体の流れは嫌いじゃないし、アダム・スコット出演シーンはにやにやしながら見ちゃう良さが合った
締まらないシーンや繋ぎのシーンの盛り下がりが止まらないクオリティなのが只
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

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ザック・スナイダーが贈るスペースオペラ
パート1なので決め付けられないが、何とも言えないな
延々続くと思わされる仲間探しと新たな仲間の存在感の無さ,別作品で見たようなシーンの連続に盛り上がりの薄さ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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聴覚障害を持つプロボクサーの心に溜った感情を繊細に描いた丁寧な映画でした
音の使い方もだが、目を瞑りたくなる様な優しさの無い社会や他人,目を澄ましてでも感じ取るべき暖かい関係性の表現が良い秀作

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

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齢60でキューバ-フロリダ横断に挑んだ女性の実話
自然に鮫にクラゲに阻まれながらも挑み続ける姿,それに関わるチームの関係性,ナイアドとボニー友情を超えた様な間柄に魅せられる作品でした
何よりも、主演2
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カラーパープル(2023年製作の映画)

2.6

迫力ある楽曲に引っ張られ、低く見られ攻撃される女性をエンパワメントする力強さを感じれた
自分は直接的に宗教な部分と都合好く出てくるキャラ達がどうしても気になってしまった

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

2.8

ストリーマーの息子とDV被害者のシェルターを運営する母という2人を描いた映画
圧倒的すれ違い,歩み寄る努力をしても絶望的に相手を理解できず、自分の価値観の中だけで生きる2人を丁寧に描いた作品で、最後に
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

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めっちゃ良かった
青春さとフィクションの力強さを合わせた様な展開はメタ的な部分含めて好き
アクションで魅せると同時にストーリーを前進させるのは会話な所も小説的で好み
劇場で観なかったとはちょいと後悔
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ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

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キング牧師の名演説があったワシントン大行進を実現させた人物を描いた伝記映画
キング牧師の偉業の裏側に称賛を与える映画で、ラスティンだけでなく若者や女性といった「隠された」人々の貢献を描いている
重い題
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.8

ゲームストップ株を巡る個人投資家とヘッジファンドの争いを描いた実話
めっちゃ面白かった
階級格差の闘いであり、既得権益層に対する革命であり、コロナ禍で苦境に立たされた実店舗を信じることである痛快な映画
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

天才外科医により胎児の脳を移植されて蘇った女性の冒険と成長の映画
奇妙でグロテスクな世界を眺める様な絵は絵画のような美しさ
ストーリーは解り易く自由への物語だけど、世界観と相まって脳に叩き込まれる
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

DCEUラストらしさは全く無くても面白さ溢れる映画でした
ブラックパンサーの重い世界観とソーとロキの不仲の2つの問題を軽やかに溶かす展開はジェイソン・モモアしかできない素晴らしさ
アクアマンというキャ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

今更だし、初劇場ゴジラだけど面白かった
ちょっと賛歌に行き過ぎてるなと思う所も合ったけど、良い批判を過去だけでなく現在に対しても直接的かつ大量に警鐘を鳴らす内容になっていて良い意味で驚かされた
ストー
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.0

世界的指揮者の妻フェリシアとその夫レナード・バーンスタインの生涯を描いた作品
表情豊かな楽曲とキャリー・マリガンとブラッドリー・クーパー演技力に支えられフェリシアの感情,情熱,苦難,愛が伝わってくる伝
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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何故かゆっくりと感じる展開だったし、蜂と蝶(と蜘蛛)だけで良いのでは?と思う所は合ったがまぁまぁなのかな?
ライダーサイドはともかくショッカーサイドを深堀りする尺が無かったのが残念

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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面白かったし、怖かった
ホラーというよりもSF的なAIの進化と子育ての問題を上手くホラーに混ぜ込んだ予想通りの良作
怖そうだと思い劇場スルーしたのも正解だった

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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演出だと思うが、全体的に軽いのと尺が足りない感じ
特に外星人とウルトラマンの会話があっさりしすぎて物足りない、もっと会話で思考の違いを表現してほしかった

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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初視聴だが、ストーリー,キャラと殆どが政治的な意図が纏わり付く映画だった
2016年はこれで良かったのかも知れないが、2023年に観たのでこれで良いのか?と考えながら観るシーンの連続でした

ある男(2022年製作の映画)

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事故でなくなった夫が別人であった事から始まる夫の過去,それを追う弁護士である主人公のアイデンティティに迫るミステリ
名前,過去に縛られる社会とそれに伴う偏見に一石を投じる作品で露骨さと上手さが両立した
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

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ジェイソン・ステイサム演じる凄腕スパイのフォーチュンがチームを率いて世界を脅かす兵器奪還作戦に挑む映画
ガイ・リッチー作品っぽい悪人だらけで、テンポの良さが有るステイサム感薄いスパイ映画でした

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

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何でも有りさに笑っちゃう
ドムの味方は当然全員助かるし、最終的にはホームパーティしてる
ジェイソン・モモアの楽しそうな演技が見れたのだけが良かった

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