このレビューはネタバレを含みます
なかなか社会派で重厚な作品。肩がこった。
実話とはいえ、なにしろ驚いたのは、あの9.11のすぐ直後に、賠償金云々の話が進行していたということ。まだ遺族の方の気持ちの整理すらついていなかっただろうに…。
基金側、訴訟側、両方とも正しい事を行っているように思えて、わたしも「うーん⁈」となりました。はたして正解はあるのか?
嫌ーな人間たくさんでてきましたが、一番気に食わなかったのは、亡くなった消防士の兄かな。彼の行動倫理は全く理解しがたく。自分本位にも程がある。弟の浮気に加担しておきながら、いい人面しやがって、みたいな💦何様じゃ。
結局最後は落ち着くところに落ち着きましたが、なんとなくもやもやが残る作品でした。