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ワース 命の値段のRgNのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
3.2
被害者遺族のための補償基金は、元は航空会社を倒産させない為のものだったのか。。

ストーリー上、淡々とした内容になるのは仕方ないにしても、もう少し見せ場を作っても良かったような。
予想通り最後にチャールズがケンの考えを支持する方に心変わりするわけだけど、そこに行きつくまでが突然すぎた感が否めない。物語の肝であろうはずなのに、この部分があまり丁寧に描かれていなかったことが残念。

ただ、主人公もそうだけど、特に被害者と対話するカミールやプリヤの心情の描写は丁寧でとても良かった。
ゲイカップルの話は切なく、なんとか残されたパートナーを救おうともがくカミールの姿に心打たれた。

補償額の計算についての部分を具体的に見せたりしていれば、映画としてもう少し面白くなったかも。
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