maki

ちょっと思い出しただけのmakiのレビュー・感想・評価

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)
4.3
「終わってしまった恋の幸せの断片を集めた物語」ってだけじゃなくて、というかこの映画の素晴らしいところは全然そこのエモさじゃない気がする。以下最高な要素が多すぎたので箇条書きにします。
・物語がある日を軸にして1年ずつ巻き戻しになることで、2人だけじゃなくその周囲の人々(れいかちゃんとか高校生ダンサーの子)の関係性や成長も追えるところ
・クリープハイプの曲がどれも映画の雰囲気にぴったしなところ。松居監督はいつもクリープハイプを本人役として起用してくれるところが好きだし尊敬の愛を感じます。(崇拝してるからイントロかかるだけで泣きそうになった。)そして尾崎さんの演技がよい、!
・屋敷さんがチョイ役かと思いきやめちゃくちゃいい役だった。どんな人選?と思ってたけどこれは全私がスタンディングオベーション
・葉が運転するタクシーに乗るお客さん一人一人にきっと物語があって、映画に深みが増してる
・渋川さんや國村さん、成田凌くんがいる事で物語の緩急っていうか、恋愛恋愛し過ぎず落ち着くターンがあるところ
・何はともあれ池松くんと沙莉ちゃんの2人が最高で、クリープハイプの曲が良くて、書き下ろした?ナイトオンザプラネットも素敵で東京の景色や家の感じも全部好きでした!

1秒1秒に好きが詰まってる映画
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