このレビューはネタバレを含みます
2回目の鑑賞
これからこんな邦画にまた出会えるかなあ
でもこのままずっとこの映画が特別であってほしいなとも思う
現在の2人から、一年ずつ遡ってその切り取られた誕生日という1日を観て
どんどん遡って幸せなシーンを見るたびに"あぁ、今はこれが全て過去なんだな"と思ったら苦しくて苦しくて
照生くんの話し方がとても優しくて穏やか
なんか全ての話し言葉の最後が「ありがと〜」みたいに伸びる感じ
でもなよなよしてるわけじゃなくて、
聞いていて落ち着く
好きなものに真っ直ぐなところも良い
葉ちゃんキュートでテンションも良くて
すぐ好きになっちゃった!!
相手の気持ちが分からなくて
不安になってるところなんて
恋する女の子で本当に可愛かった
「どこかに行きたいけどどこに行けばいいかわからない。だから、乗せたお客さんが言う場所にひたすら向かっていくことが楽しい」
「お金は必要だけど重要じゃない」
っていう葉ちゃんの台詞がずっと頭に残ってる
最後、照生くんのベランダから見えた
夜明けのあの風景が綺麗だったなあ
昔のことを思い出したときって
また好きになったり連絡を取ったり
泣いたりすがりついたり
進めなくなったりするわけじゃなくて、
"あ〜こんなことあったなあ"と
楽しいも幸せも
傷ついたことも傷つけたことも引っくるめて
蓋をしてたその思い出を開けて取り出すわけじゃなくて、
ただ心の中にあって、それだけ
大切な思い出だからこそ人に話さない、
話せないときもある
自分だけが知ってたらいいよね、って思う
「エモい」っていう一言では表したくなかった映画だった
初めてのレビュー、すごい時間がかかったけど
今年のクリープのライブが楽しみ
またそのときにちょっと思い出すかもしれない