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ちょっと思い出しただけのPyのレビュー・感想・評価

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)
2.0
せっかくの脚本が生かしきれてない編集!

気に入らないのは編集のテンポと音響。監督特有のユニークな(笑える)演出を長回しで見せてしまっている。これによって、せっかくのユニークで面白い台詞の面白さが下品になっている。というのは、笑える台詞の間を取れば取るほど、観客は客観的になってしまうし、まるで吉本新喜劇のコントを見せられているような気分になる。面白いカットには余韻は要らない。長回しはありえない。観ているこちらが恥ずかしくなるほどの間合いの詰めなさ。そもそも切れない演出をしたのが間違いかもしれないが。それにしてももっと切るべき所がある。

音響の演出がお留守。
音楽の入るタイミングがつまらない。実につまらない。音のモンタージュもほぼ無い。何のために音が付いているんだ?というレベル。テーマ曲の音楽に頼りきっている感が半端なく、上映中に退出しそうになった。二度と観ようとは思わない映画だった。
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