ありそうでなかったかなり新しい恋愛映画。既に別れている2人が、共にすごした6年間を1年間ずつ遡り｢ちょっと思い出しただけ｣の物語。
見ている途中に??と思ったことが後から!!に変わる瞬間がすごく多くて見ていてとても面白かった。また、時の流れの中で移り変わる主人公の2人以外の人との関係性も素敵に描いていたと思う。
何より物語が進むにつれて2人の関係性が良好になっていくため、見ていてワクワクすると同時に最後には別れてしまうことも知っているので切なくなった。
また、物語のキーとなるポイントを直接的な描写やセリフで表さずに間接的に表現していたのも素敵だと思った。1年間ずつ遡ってゆくのもただ西暦で示さないのがとても心地よい。
あとは私たちが生きるコロナの時代の表現もとてもリアルで素晴らしかった。
池松壮亮さんと伊藤沙莉さんの演技もとても素敵だった。あとは脇役のキャストがとても豪華で、あまり予習していなかったこともありとても驚いた。個人的に國村隼さんと成田凌さんと池松壮亮さんの共演シーンは胸熱でした。
物語の大まかなストーリーとしても大好きだし、所々に散りばめられた仕掛けも大好きな作品。いろんな人におすすめしたい。
