このレビューはネタバレを含みます
ララランドat中央線な映画だなー。まぁ、ララランドの派手さもいいけど、日本的な絵作りの本作もいいよね。
誰もいない水族館で踊るシーンとか、ララランドの天文台でのデートシーンが思い浮かぶし、そもそも2人で踊るシーンも多いし、最後のすれ違う感じといい絶対意識してるよね？
ただ、相違点も結構あって、少なくとも恋愛が夢かみたいなテーマではない。これも見ようによっては、ララランドなテーマが日本の男女だとリアリティがなくなるからな気もする。たぶん、日本だと女が夢と恋愛の二択で迷う姿にリアリティがなくなるんよね。そこら辺、ジェンダーギャップの問題な気も。
恋愛が夢かについては「花束みたいな恋をした」がテーマにしてたし、本作とも比較されそう。一番の違いは、花束ーは世田谷とか東横沿線で本作は中央線沿線ってことだよなぁ。個人的なところでは、どっちも好きだけどドップり浸かってる中央線のがホーム感があってしっくりくる。
それと同時にこんな感じで、飲みながら男女で戯れる感じも遠い昔だなぁ、と思うと切ない。
時系列の入れ替えについては知らずに見れて良かった。やたら同じアングルで毎回撮るなぁ、曜日だけ変わって日付変わってないなぁとか考えてて３年前くらいで気づく。よく考えたらマスクしなくなってるけど、意外に気付かないもんだ。
池松壮亮も伊藤沙莉も声に特徴あるから、会話聞いてるだけでもなんかいい。あと、國村隼の演技好きだなぁ。
