ちょっと思い出しただけの生ハムのネタバレレビュー・内容・結末

2022/05/08

ちょっと思い出しただけ＝ちょっと思い出した だけではない。
だからと言ってあの時こうしていればよかったとか、時間を巻き戻してあの間違いを　とかっていうことでもない。ただもしかしたらあったかもしれない並行世界に想いを馳せる瞬間は誰にでもある。だからこそ時系列で言うと1番最後、映画で言うと冒頭の再会のシーンはなんとも言えないこころがギュッとなるシーンだった。あの瞬間互いに互いを認識はしていたけれど、声をかけたり追いかけたりはせずにそれぞれの道を歩んでいく。あのなんとも言えない感情に名前がついたら、きっとこの映画の本当の題名になるんだろうなと思った。