足拭き猫

麻希のいる世界の足拭き猫のレビュー・感想・評価

麻希のいる世界(2022年製作の映画)
2.7
観ている途中で「?」マークがたくさん付いてしまい、最後もノレず。
麻希が過去に軽音部で何を起こしたのか最後の方でちらっと語られるにしてもそれまでは抜けていたり、主人公が難病らしく突然倒れるのだが、そもそもなんの病気なのか分からなかったので都合よく使っているとしか思えず。でも突然倒れてしまう病気は現実にはあるので、どれも最低限背景の説明は必要なのでは。井浦新さんの演技もあいまいで立ち位置がよくわからなかった、というか最後の変節が突然過ぎた。
女子高生2人の切ない関係を描くことを目指したのかもしれないが、自分史上で女子高生物ベストの「少女邂逅」のモトーラ世理奈、保紫萌香とつい比べてしまうと儚げ感が及ばず、そもそも比べることが違うのかもしれないけど、でもあの終わり方だとそういうことなんだよね?全体的にご都合主義が強いのが一番苦手だったのと、説得力が足りてなく、おいてけぼりになって終わった。