sciさんの映画レビュー・感想・評価

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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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BSで放送、たぶん最初の1分間くらいを録画し損なったので点数なし。

公開当時めちゃくちゃ話題になっていたのは猟奇殺人を追う女性捜査官という話が新鮮だったからなのかよく分からないが、エグそうなので観て
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

「MINAMATA」というタイトルから水俣病に苦しむ人に主にフォーカスが当たっていると誤解を生むが、そうではなく晩年のユージン・スミスの物語だったのでやはりタイトルは「EUGENE」がふさわしいのでは>>続きを読む

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.3

オープニングの懐かしめの曲とフランス語のセリフを聞いた瞬間、映画を間違えたかと思ったが、なんとフランス映画だったのね。冒頭数分間のセクシーショットに目を奪われる女性はアレハンドロ・ホドロフスキーの孫娘>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.3

謝るということは、赦すとはどういうことなのか。

謝る時、言い訳をするとこじらせる原因に。しかし、ごめんなさいを言われれば謝られた方は一応は満足するのかもしれないが、謝った側に不満があるのは見え透いて
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.8

「人から教わったものは他の人に教えることもできる、だけど教わっていないものは伝授することはできない」。育ててもらう、ということの意味をじんわりと感じた。
好きか嫌いかと聞かれれば好きだけど2時間18分
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へんしんっ!(2020年製作の映画)

3.7

編集を初めてやった、ということ。監督が、自分がそうするべきだと思ったという後半への導き方が説明不足だと感じたのと、どういう作品にするかの迷いが反映されている。また、オープンなバリアフリー上映で、随時音>>続きを読む

空に聞く(2018年製作の映画)

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今まで観た小森はるかさんのドキュメンタリーの人物たちに比べ、阿部さんは一歩踏み出し、自分が何をやりたいかがはっきりしているように見えたが、そのこと自体が本来の自分に戻るために必要な行為だったことに軽く>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

4作品の中で唯一男が主人公だ、と言われてそういえばそうじゃん、と。
自分は強固な友人関係がそもそもなくて、そういう意味では昔は良かった!と思うこともないけれども、今の自分の暮らしに自信がなかったら学生
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.9

河の両岸に生えている草が街に近づくにつれてはげあがることに、この先訪れる不安が示されているよう。まだインディアンがいた世界だったらあの二人は無意味な逃亡をすることはなかったかも知れず。不信感を持つ人間>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.1

川の中を半身つかりながら、砂漠を猛烈な風に煽られながら進もうとあがく人々。広大な荒野を行先もわからず進み、道案内人が信用できるかも不確か。見通しがきかない丘を越えてもまた丘で、自分まで果てしなく彷徨っ>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.1

家族も家も失くし、きっと仕事も失くして友達もいなくなってしまったルーシーが新天地を得ようと唯一の心の支えと旅をするのに、その結末に涙が止まらなかった。ひとつの街という狭い空間が舞台になっていても、その>>続きを読む

東京自転車節(2021年製作の映画)

4.1

奨学金550万円+利子を返すべく山梨から東京にウーバーイーツの仕事をしに行くという、元々ドキュメンタリーを前提とした作品で撮影者が他に2人いたとのことだが、前からだけでなくペダルや車輪の周辺の映像が疾>>続きを読む

息の跡(2015年製作の映画)

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陸前高田が何十年かおきに何度も津波に合ってきたのを知った。でも過去の津波は5mまでだったから10mの堤防を作れば被害を防げると思っていた。警告を発しても時が経てば忘れられてしまい、更地はかさ上げされる>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

だいぶん前に観たのにレビューが書けず。
会話劇なのにテンポが良くてすらっと観れてしまったのはよいのだが、全体的にあまりはまらなかったので、なぜそうなってしまったのか考えてみた。

冒頭、車の中で妻が吹
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きまじめ楽隊のぼんやり戦争(2020年製作の映画)

3.5

ぼんやりとしていて会話が成り立たない感じを最後まで貫き、それに付いていった役者たちもすごいが、いかんせん長すぎた。一度やればわかることを繰り返し同じ表現するのは何も変わらない今の世の中がそうだからと言>>続きを読む

太陽と踊らせて(2020年製作の映画)

3.2

イビザでは基本ビーチで踊っているものだと思ったらクラブで踊るのね。住み着いて、夏の間にDJをやっているおじさんはビーチのカフェで演奏しており、どちらかというとBGMとして捉えられているのかなと思った。>>続きを読む

おこんじょうるり(1982年製作の映画)

4.1

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.3 岡本忠成監督特集

とにかく狐がカワイくて机の上に飾っておきたいし、鼻にかかった浄瑠璃の歌声も歌詞も最高だった。でも人間の身勝手さに涙が止まらなかった
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注文の多い料理店(1993年製作の映画)

3.8

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.3 岡本忠成監督特集

「注文の多い料理店」いままであんまり印象が残らない話だったがこれでしっかり分かったぞ。
欲深い男たちのいやらしさを十分に表現、削っ
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虹に向かって(1977年製作の映画)

3.7

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.3 岡本忠成監督特集

旧態以前の日本のムラ社会を批判した内容、舞台は信州。恋人同士が自分たちの想いを遂げるだけでなく、何年もかかって敵対していた住民を結
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サクラより愛をのせて(1976年製作の映画)

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アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.3 岡本忠成監督特集

超満員電車で他の客からの圧に負けてしまい、椅子に座っているおじさんの膝の上に倒れこんでしまった苦い思い出が蘇った以外は内容を覚えて
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チコタン ぼくのおよめさん(1971年製作の映画)

3.9

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.3 岡本忠成監督特集

サッちゃんを思わせる児童の歌声、カラフルでかわいらしい、自由奔放なタッチの絵柄、だけど終わり方はブラック!子供に見せたらトラウマが
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火宅 能「求塚」より(1979年製作の映画)

4.1

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2 川本喜八郎特集

不思議な伝説に導かれた僧が目の前で見たのは女をめぐる男たちの勝手な感情が引き起こした悲劇の物語。なんで女がこんな思いをせねばならんの
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道成寺(1976年製作の映画)

4.0

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2 川本喜八郎特集

女の情念が怖すぎるが結末に諸行無常も感じる。
巻物の絵のような背景に人形を合成しているが、合成感がまったくなくむしろ絵巻の中の人物が
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詩人の生涯(1974年製作の映画)

3.9

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2 川本喜八郎特集

川本喜八郎って2Dも作っていたのね。安部公房のシュールな世界と鉛筆画の絵柄がマッチ。

(1972年製作の映画)

3.8

アニメーションの神様、その美しき世界 Vol.2 川本喜八郎特集

川本喜八郎といえばギョロっととした目のお馴染みの人形たち。見得を切ったりと動きが歌舞伎っぽい。背景と前景は絵で人形と組合せているのだ
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花折り(1968年製作の映画)

4.0

アニメーションの神様、その美しき世界Vol.2 川本喜八郎特集

首を突き出した坊主の動きがコミカルで可愛い。顔の表情が動かなくてもいろいろと表現できるのだなぁ。


ちなみにVol.1はユーリ・ノル
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.2

エンターテイメントに徹したエンターテイメント、難しいことは言わずに観るべし!

「孤狼の血1」を観てあれもしかしたら自分はヤクザ映画が好きなのではないだろうか?と思い、深作欣二「仁義なき戦い」もぜひ観
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田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

4.1

どんな宗教もそうだが、頭を空っぽにしないと誰かの教えを心から信じるなんて出来ない。縁あってキリスト教に触れる機会が多くあったが、洗礼を受ける友人たちがなぜ誰かの教えを無条件に信じられるんだろうと疑問に>>続きを読む

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

4.2

35㎜フィルムで劇場で。

「サマーウォーズ」の原型だよ、と聞いたのでこれは観るしかない!になり、良い年こいたおばちゃんが一人で観てて回りから浮いたらどうしようと心配してましたが、詳しいことは書きませ
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.9

試写会に参加。

ぼんやりと生きている女の子が、市役所先輩が公文書改ざんをしたことを苦に自殺したことをきっかけに自立するまでの物語。

ネタバレ厳禁だしテイストも想像してたのと違っていたので多くは書け
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.8

流れは想定の範囲内だしツッコミどころもあるけど楽しめたし良かった。山田監督が好きな大げさな演技が作品を固くすることもあるが、今作ではそれがほどよい昭和の映画の味を醸し出していた。

若い時の失敗から立
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.9

「次こそはサマーウォーズの興奮をもう一度!」と思ってると今回も肩透かしを食うし、この作品で細田守監督はあの希望に満ち溢れた冒険譚を二度と描くつもりはないのだと確信した。

冒頭の立体感にワクワクしつつ
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愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

3.6

二人だけがいる部屋がずっと舞台になっていて四畳半映画の元祖のような。途中で女中さんが酒を持ってくることはあるが、ひたすら定と吉蔵二人だけの世界だった。途中一度だけ迫りくる戦争を思わせる場面があってどう>>続きを読む

いとみち(2020年製作の映画)

3.9

会ったことのある東北人たちがたまたまそのように聞こえたのかもしれないが、東北弁で自分の意見をはっきり言うとキツく聞こえる気がする。なので自分が東北弁で喋るとしたら冗談ぽく聞こえるように意識するか、全く>>続きを読む

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