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パール・ハーバーのshunsukehのレビュー・感想・評価

パール・ハーバー(2001年製作の映画)
2.0
この映画は、次の二つのテーマを描いていると言える。
一つは、友情と恋愛というテーマだ。友人の恋人を奪ってしまうというありふれた話。それを死んだはずの友人が生きていたという、これも、聞いたことがあるような設定で描いている。
もう一つは、困難に直面するも雄々しく立ち上がり、それに立ち向かうアメリカ。「ハルマゲドン」を思い出したが監督が同じだった。アメリカ人が見て気持ちよくなることが狙いなのだろう、いわゆる臥薪嘗胆式の単純な捉え方でこの戦争を描いている。
特に、真珠湾攻撃の戦闘シーンは真に迫り、長尺にもかかわらず、飽きるようなことは無いが、日本人としてはこのシーンを見て、自虐史観的な気持ちと、自己正当化の気持ちが沸き起こって揺れ動くのを抑えられず、楽しめるというものではなかった。
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