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パール・ハーバーのwhitelilyのレビュー・感想・評価

パール・ハーバー(2001年製作の映画)
3.0
過去鑑賞記録。ジョシュ・ハートネットファンの友人に連れられ公開当時二回劇場鑑賞した思い出。

日本がアメリカに宣戦布告し第二次世界大戦に参戦するきっかけとなった真珠湾攻撃をアメリカと日本の両方の目線から描いた《恋愛映画》。これを戦争映画と捉えると確かに美化し過ぎ。ただ、史実に基づく場面もあるのは事実だしどちらか一方の目線だけで描かなかったことによる人間らしさも取り入れられていて公開当時はこの視点が斬新だった。米国から見ての日本のイメージもよくあるアレで閉口だけど、日本という島国の(世界大戦当時で言えば)得体の知れない日本人というイメージがあったのも事実なのだと思う。

真珠湾攻撃や空中戦の映像は迫力。戦争を描いている映画のなかでは映像が綺麗なのでザ・戦争映画が苦手な方でも見やすいと思う。戦争により幸せな日常、家族や友人や恋人、大切なものを奪われた人々が多くいたのだという歴史。反戦ももちろん大きなテーマではあると思うけれど、やっぱり恋愛映画だな。戦争にハッピーエンドなんてない。
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