せりな

アウシュヴィッツの生還者のせりなのレビュー・感想・評価

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)
3.0
ナチスの収容所から生還した、アメリカのボクサーの半生を息子が著した書籍を原作にした作品。

生き別れた恋人を探す為に記者の取材を受け、現在と過去の回想シーンを織り交ぜた構成になっている。
収容所時代はモノクロ映像だが、十分に生々しい描写だった。
主人公のハリーが、収容所でどうやって生き延びてきたのかが語られる訳だけど、トラウマになるのも当然な過酷な環境を生き抜いている。

ハリーの過去と現在、生き別れた恋人の行方の3つが軸になっているけど、全部実話だと思うと、ハード過ぎる人生。
晩年は少しでも穏やかに過ごせていたのならいいなと思った。

ずっとどこかで見たことある思ってた人、ヴィッキー・クリープスだった。今まで見た中でいちばん普通な人を演じてた気がする。
気丈な女性ではあったけど。
せりな

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