はぴたん

アウシュヴィッツの生還者のはぴたんのネタバレレビュー・内容・結末

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

⚫︎拳一つでアウシュヴィッツで生きながらえる
⚫︎そのボクシングで親友を殺すハメになる
⚫︎生き別れた恋人と再会できるよう有名になって自分を見つけてもらうためにボクシングを続ける
⚫︎一世一代の試合に惨敗。ふと恋人の影を感じなくなり別の人との生活を選ぶ
⚫︎数年後、記者から恋人の現住所を教えてもらい再会するも、ようやく載った新聞記事を見た前日に結婚してしまっていたことを知る

などなど…
あまりにもドラマチックなのとクオリティが高いせいか実話に感じなかった…

アウシュヴィッツでの生活やPTSDの辛さが他の映画と比べて軽いという意味ではないけども、息子の伝聞のせいか、妻の献身的な支えのおかげか、救いのある内容だと思った


常にギリギリの選択を迫られ、その時は逃れても1日しか生きながらえなかった人
シモーヌでも思ったけど彼らの生死を分けたのはなんだったのだろう
生き残るのも地獄、ナチスに殺されるのも地獄。「お前に殺されたい」と最後の祈りを託した親友はある意味幸せだったのだろうか
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