ししとう

アウシュヴィッツの生還者のししとうのネタバレレビュー・内容・結末

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

生き残るためのボクシング、あまりにも残酷。
ドイツ兵の「別に恨みとかないけどまあ戦争だからしゃあないでしょ。君らが抵抗しなかったからこうなってんじゃん。」みたいな言い草が最悪。
たまにちょっと人間味を感じさせたりするのがずるい。。下衆には変わりなかったけど。

生きるために同胞を殺してでも続けなくちゃいけなかった。糾弾されるけど、じゃあ自分が死ねばよかったのか?たとえそうしたところであの見世物は終わらないわけで。。
唯一の友人が相手の試合、会話も内容も悲しすぎてぼこぼこ泣いた。


結婚をして幸せを手に入れたように見えるけどやっぱりまだ地獄は続いてて、所謂「良き父」にもなれてないのがそりゃそうだよなぁと。
一応希望のあるエンディングでよかった。
改めて、戦争が人に残すものって…
ししとう

ししとう