藤原季節さん目当てと監督・脚本の加藤拓也さんに興味があり鑑賞。
あるあるな題材ですが、構成と脚本が秀逸でした。もちろん、最初からマジクソな直哉役の藤原季節さんも最高だったし、若手の女優さんたちが自然で生き生きとしていたのもよかった。
ネタバレ
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最初のシーンから直哉の人となりが分かった。自覚のないクソ男。そして、まぁそうなるだろうなという結果。
優実役の木竜麻生(まお)さん、可愛かったけれど、個人的には友人役の菅野莉央さんが印象的(この方「仄暗い水の底から」の子役なのを今日知った。)かな。同じく友人役の清水くるみさんも舞台「海王星」がとてもよかったので、またお会いできてよかった。ただ、あの酔っ払いのシーンはちょっとひどかった。
とにかくひたすら直哉がどうしようもなくて、発する言葉が全て胸くそが悪い。その緩衝材的に元カレ将人がいちいちウザ可愛い。きっと結婚したら大切にしてくれるだろうなという男。でも選ばれない残念な男。
男と女
すれ違う言葉たち
若さゆえなのか
相手の想いも子どもの未来もイメージできない平行線。
優実のキャラは個人的には好きではないのだけれど、母が死んで実家に帰った時も泣きごとひとつ言わず黙々と父にお惣菜を作るシーンに凄いなと思った。優実の凄さはエンディングで1人になって料理を作って食べる長回しのシーンでも感じた→これ好き。
ただ、大学生の一人暮らし(親が家賃を出している)ってあんないい部屋住めるの？っていうのが引っかかった。
