YP子

ジギー・スターダストのYP子のレビュー・感想・評価

ジギー・スターダスト(1973年製作の映画)
5.0
私は沖縄の桜坂劇場というミニシアターで観賞しました。

気分はまるで当時のロンドンのライブにタイムスリップして行った気分!
ほとんど人がいないミニシアターでノリノリで観た。ほんとは立ち上がりたかった。
帰り道はハマースミス・オデオン劇場から桜坂劇場(鑑賞した映画館)にタイムマシンで戻って来て、Ziggy stardust聴きながらルンルンで帰りました。

ミックロンソンがとにかく最高だった!



デヴィッド・ボウイのライブドキュメンタリー映画。
1973年。『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』と『Aladdin Sane』を携えたワールドツアーの最終公演。
イギリス・ロンドンのハマースミス・オデオン劇場で行なわれたライブの模様を捉えた作品。
日本では1999年以来、約18年ぶりの劇場公開。

全曲に新訳で歌詞の字幕が!
これって相当珍しいことだよね。
翻訳は寺尾次郎が担当。
ポスタービジュアルや予告編は今回の為に新しく制作したんだって。
全然そんな感じしないけどカッコイイ。


ハマースミス・オデオン劇場はロンドン最大級の古参の会場で、キャパは3500人。超満員のプラチナ・チケットとなったんだって。


ジギー・スターダストを葬ったこのツアー最後のステージ。グラムロックの最後。そりゃ伝説になりますよ。
そうでなくとも、やっぱりジギーのステージはカッコイイ。あの世界観は他の誰にもつくれない。
山本寛斎のあの衣装をあんなに着こなすのもジギーしかいない。
ミックロンソンの衣装もかわいかったなぁ。
ドット柄、サテン、グリッター、シフォン...
どれもこれもグラムロックを象徴する素晴らしい衣装でもう惹きこまれまくって観てた。

今やDVDにもなっているこの作品だけど、劇場で観れた事は本当に嬉しい!

Changesでホロっと涙した。

ジギーの若者へのメッセージは、全然若者でもない私の心にも優しく届き背中を押してくれました。
時が経ってもそれは変わることがないし、これからもずっと彼のメッセージは受け継がれていくんだと思った。

何かに迷ってる時や、自分を騙して生きてるなって思ったときに観たら、きっとジギーが背中を押してくれる。


言葉では表し尽くせないほど素晴らしいドキュメンタリーでした!!
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