このレビューはネタバレを含みます
コンプレックスとの向き合い方についてのお話
見えるタイプのアザではないけれど、誰にでも当てはまりそうな話。
小学生の時はそれが恥ずかしいけど高揚感を得た瞬間、
大人の介入によってどう扱っていいのかわからなくなる。
大人になって、そのコンプレックスが再びフィーチャーされ、
さらにそれが映画になっていくといわれ、
感情を表立って出さないけど、模索してしまう。
最後のアザを隠して、ありのままをさらけ出す必要はない、と
先輩に言ってもらう言葉。逃げではなく、でも一番言ってもらいたい気持ち。すごく救われた感じがする。
些末なところで、映画化する本の原作者と監督という関係性って初めてだった気が。年齢と立場の逆転が自然と作られる。