東京国際映画祭 1本目
更生施設に入れられた妊娠している少女、イレーネと、更生施設のスタッフと子供のできない妻。イレーネのお腹の子供は里子に出されるか、中絶させられてしまう運命なので、夫婦は秘密裏にイレーネを自宅に来させ出産させて、自分達の子供として育てようとするのだが…という話。
イレーネの子供は里子か中絶させられてしまう…と聞いたときに「や、だったら出産させて、夫婦が公に養子縁組すすめりゃいいじゃんね?」と思ってしまったんですが(笑)それじゃ話にならないですねw
何故か子供が欲しい夫婦の目線で静かに話が進んでいくので、イレーネが何を考えているのかわからない。そして後半、突然主導権(?)が夫婦からイレーネに移る。でもイレーネがどういう娘なのかわからないので、共感出来ないまま…。
最初からイレーネ目線だったら、夫婦の静かな狂気もちゃんと伝わって、サスペンス感満載になったんじゃないかな?と思った次第。