さくらぼ

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のさくらぼのレビュー・感想・評価

4.2
意外にも映画としてちゃんと楽しめました。
本作はTV版ではなくガンダムtheORIGIN(安彦監督の漫画によるリブート)の時間軸の物語です。

▼地球におけるホワイトベース航路の違い
TV版
北米東海岸(ガルマ)→太平洋→日本付近(ククルスドアンの島)→中東(ランバラル)→東欧(オデッサ)→アイルランド(ベルファスト)→大西洋(ミハル死)→南米(ジャブロー、スレッガー合流)

ORIGIN版
北米西海岸(ガルマ)→南米ペルー(ランバラル、マッシュ、マチルダ死)→ジャブロー(スレッガー合流)→大西洋カナリア諸島(ククルスドアンの島)→ベルファスト→(ミハル死)→ジブラルタル→オデッサ(ガイア、オルテガ死)

映画のどこにもORIGINの文字がないのがちょっと不自然。TV版だとガルマが死んでランバラル初登場(12話)からの早期打ち切りに備えた一話完結の話数調整回が3話(「再会、母よ」「時間よ、とまれ」「ククルス・ドアンの島」)続く序盤の物語ですが、本作だとジャブローからベルファストへ向かう途中なのでリュウではなくスレッガーがいるわけです。

それにしても孤児が多すぎ。TVはロラン、タチ、クム、チヨの4人だったのが、ロラン改めカーラ筆頭にあの大所帯。どうやって食わせてるんだろう…w

高畑監督を意識したとのことで、ほんのりジブリ感のあるガンダムになりました。めでたしめでたし。