KIMプラモスキー

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のKIMプラモスキーのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まんが映画を観た感じ。
おそらく、この時代に様々な新作を観れるという事は幸せな事なのだろう。

正直、あの話をわざわざ作る必要性も、それに伴う新MSぞろぞろも、のれなかったのですが、観ないことにはと。


結果、まんが映画であったし、オリジンのボーナストラックとして、そして安彦さんのフィルムとしては満足でした。

反面、
表情豊かなキャラとCGによるメカ戦は食い合わせにチグハグな感じであったのと、
リアリティラインのグダグダさはノイズでした。

そこで帰るの?
そしてほっとくの?のんびりしすぎでは?
晩飯豪華では?ほんとに生活してる?
ゾルタンかよ!
乗る必要ある?
降りればいいじゃん。
首ー!
こんなにやられていいの…

戦争による死が孤児であり、ドアンの変化のきっかけなのだろうけど、死がメカ戦の中ではものすごく軽く感じてしまいました。
オチも変えないのですが、ほんとにそれでよかったのかしらん。

とはいえ、ガンダムが光を受けて立つ姿はゾクゾクするカッコ良さ!
それが灯台の灯りというオチも素敵。
全弾自爆も良かったです。それを理解したマ・クベのセリフも実に彼らしいと思います。

安彦良和さんのやりたい事が出来る限りできているといいなと思いました。

2022年劇場鑑賞55本目