Harumakiさん

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のHarumakiさんのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【 ガンダムよ、このザクを倒せるか 】

この映画は、『機動戦士ガンダム』テレビシリーズ第15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクし、1話分をより深く描いた作品です。
立体的なモデルスーツの造形に加え、地上での迫力のある戦闘シーンには大興奮。
原作を見ないままでの鑑賞でしたが、1本の映画として「ククルス・ドアンの島」を楽しめました。
(後から聞いた話で、テレビシリーズ30分では描かれていない要素が多かったとか、、、、確かに数時間を30分は無理があるなぁ笑)

●『ファーストガンダム』の世界観。
ファーストガンダム未視聴である私、、、完全新作である『機動戦士ガンダム/閃光のハサウェイ』との絵のタッチや世界観の違いに驚かされました。
古臭く描かれず、現代にあった新生ファーストガンダムの今作は、これまでのファンや新規視聴者に優しい作りこみのように感じられました。自分が身を持って感じたことなので、ほとんどの人も自然に没頭できた作品だと思いますね。

●すごすぎる声優の力。
まず、アムロ・レイの声優である古谷 徹さんとククルス・ドアン役の武内駿輔さんの年齢差に衝撃を食らった、、、、。
アニメの中ではアムロの方が若いのに、現実では真逆とは何事や?
初期のアムロの声と今作のアムロの声、古谷さんボイスは何年経っても変わらない天性のものだと改めて確認させられました。
竹内さんの若手らしからぬ渋い声、落ち着いていてダンディーで、年齢とのギャップに憧れを抱きましたね、、、、。

●戦争中の世界。
いくらアニメ作品だとはいえ、ロボットと人間味のある戦争が描かれるガンダムでは今作もとてもリアルに描かれていました。世界情勢や何を思い戦うのか、アムロの16歳と言う設定が、より深みの出る演出になっていたと思います。
作品終盤にドアンが放ったセリフ、「アムロ君、君はこの子たち(子供)のために戦うことができるか?.....仲間と戦うとしても...」に対し、アムロは言葉を詰まらせていました。どれだけ天才であっても、彼の“答えられない”という姿からは、まだ16歳の少年なんだと改めて考えさせられました。
仲間を裏切ってまで子供たちを守るドアン、闘いとしてだけじゃない、人としてのかっこよさがありましたね、、、、(マジで惚れる。

●大迫力のロボット大戦。
宇宙での戦闘が多いイメージのガンダム、今作は地上に足をつけての戦いしかありませんでした。地に足をついて、それでも大きく大迫力に魅せたバトルシーンはとてもとてもかっこよかったです。
開始数分でドアンザクの無双シーンが見れたのは超贅沢でしたね、、、、そもそも、ドアンザクの他のザクよりは鼻が長い形状が独特でかっこよすぎる。(あれはテレビアニメ時代の作画崩壊をオマージュしたものらしいです、、笑)
最終場面でガンダムがビームサーベルを二刀流で持つ姿はマジで興奮させられた。少しずつ崖を降りていくのも立体的で、前作の『閃光のハサウェイ』とは違った感覚でしたね。
いやぁ〜ガンプラ欲しすぎる!!!(笑)

◉まとめ
この作品は、『機動戦士ガンダム』の1話分を一つの映画として描いた、新解釈のリメイク作品です。
やっぱり、アニメ版は見た方がよかったかなぁーっと、、、、どうしても比較というか、どういう進化を遂げたのかがわからない。その分、一つの映画として楽しめたのは新鮮な気持ちで挑めてよかったです。
テレビアニメもみよーー。






ちょいちょいちょい、、、ガンプラ、12月着とは何事や(笑)
あぁ、、、、当分作れないのが残念だなぁー。それでも僕は待つけどね!!!
Harumakiさん

Harumakiさん