メタ壱

君を愛したひとりの僕へのメタ壱のレビュー・感想・評価

君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)
3.1
親の働く研究所の待機ルームで暦は栞と出会い仲良くなる。
しかしシングルだったお互いの親が再婚する事になり、自分たちは結婚できなくなると思った二人は別のパラレルワールドへの逃避行を試みる。
暦は束の間、別の世界へ行きすぐに戻ってきてしまうが、栞は戻ってこず脳死状態となり“交差点の幽霊”になってしまう…というお話し。

『僕が愛したすべての君へ』と対になる作品。

密接に繋がりながらも、全く別の人生として描かれた二作でした。

人生は選択の連続で、もしも本当にパラレルワールドがあるとすればそれはもう沢山の別の世界があるのだと思います。

例えば進学する学校が違えば友達も恋人も全く別の人たちになり、その後の人生は全然違うものになるでしょう。

もしかしたら街ですれ違っただけの意識にものぼらない相手が別の世界では恋人だったりするのかもしれません。

そんな、形は全く見えないけれどあるかもしれない世界に思いを馳せるのはちょっとロマンチックだなと思いました。
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