みー

君を愛したひとりの僕へのみーのネタバレレビュー・内容・結末

君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

僕君→君僕

で見た。

こっちを先に見たら栞と幸せになって欲しいって気持ちだけになってしまっていたろうけど、分かりやすいというか普通の作品としてはこっちからのがいいと思う。

けど、あっちから見たおかげで
かずねの気持ちや暦の気持ちをただ感じるんじゃなくて作品全体に感じることができたと思う。

子供だから知らなくて過ちを犯して栞を閉じ込めることになって会えなくなって一緒にはいられなくて。
ただただ愛してるという点で救おうと本当の一生をかけて会えなくなっても幸せな君がいるならって切ない。
成長できない子供の栞を分からす為の約束。だけどそれは自己満足でしかないかも知れない。それでも自分が死んだ後この世界に幽霊として取り残されてどこにも行けなくなるくらいなら出会わなくてもいいからこの世界の1人の僕が栞を愛してるんだって。
他の世界で君と会えなくても、
この世界の君を救いたい。
結局並行世界の自分と現世界の自分は違うからその世界で愛したあなたを全力で愛してるって。
だから他の世界の全ての暦が全てのかずねを全力で愛せて、この世界でたった1人の暦が栞を愛せてるんだって。

もう絶対に会えないけれどそれぞれの世界ではきちんとそれぞれに幸せで。

こっちから見てたら栞も暦が一緒にいられるようになって欲しいって思ったと思うけど、
ちゃんと一緒にいられたんだって一緒にいられて最後はお別れをしたけれど最後まで一緒にいたから、ほかの世界もしあわせでかずねと幸せでみんなきちんと幸せなんだと思えた。
みー

みー