キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのとらをのレビュー・感想・評価

精神病と心臓病を患った元海兵の黒人の老人と緊急通報を受け駆けつけた警官のドア越しの攻防を描く実話モノは乗っけから圧倒される83分間あっという間に終わる…🇺🇸ならではの人種差別の話でなく（屈辱的な言葉は終盤に一言だけ）冒頭の「警察官」のイメージと駆けつけた警官の「行為」がケネスを不安で恐怖のどん底へ突き落とす。恐らく正常な人間も狂わせるであろう警官達のエスカレートする行為と相まって下手なホラー映画よりずっと怖くて重い傑作であった👍