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ただの夏の日の話のrinのレビュー・感想・評価

ただの夏の日の話(2021年製作の映画)
5.0
始まりはファンタジーなのかと思いきや、緊張感のあるシーン、どうなっていくのかとストーリー展開をワクワクとした思いで見ている内に、主役2人の会話のテンポ、映像の美しさ、バックに流れる風景にマッチした音楽、思い出しながら書くと色々出てきますが、その時は、その様な考えもなく、ただ流れる映像に引き込まれていきました。2人の会話の中で古舘さんの口から、キーになるフレーズがあり、その辺りから空気が少し変わってくるのですが、特にテンポが変わる事もなく、それでも会話の全てが、当たり前の普通の会話が、水面に反射する光の様にキラキラしていました。
場面展開し、普通の毎日が、少し変わっていく…最後にThe Songbards の音楽が流れる頃には、涙が溢れそうになる自分に気づきました。音楽がとても良かった。
脚本も去る事ながら、俳優陣の演技がとても良かった。古舘さんの味のある演技は期待通りでしたが、深川さんは元アイドルの方とあって、そこまで期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。素晴らしかったです。カメラワーク、映像もよく考えられているなと感じ、そしてエンドロールの音楽…と全てがマッチしていました。
またどこがで見る機会があればいいなと思います。
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