2021新作#54
ありがとうベニー・チャン
ド兄ファンとしては、沢山のアクションシーンが見たいと期待しながら見る事でしょう。それまでの多くの作品がそうでしたから。
でも、序盤はド兄のアクションが中々出て来ずヤキモキ。敵対するニコツェーとのいきさつを描いてから、別の犯人グループのアジトでいよいよ大暴れ。
ガンアクションもカーアクションも格闘アクションも爆破も沢山見る事が出来て、ドニー作品を超えアクション作品の傑作と言える。
特に宣伝文句にもある、ラストの銃撃戦からニコツェーとのガチンコ対決は、アクション映画の好きなら絶対に見るべし。
裏切られ、獄中で逮捕した連中に痛め付けられたから、相当の怨みはあるだろうよ。頭がキレて狂気じみた、まるでジョーカーの様なニコツェーの演技が素晴らしかった。
奥さんまでもが標的にされ、仕方無く同僚に発砲しクビになりかけたド兄。彼をかばう仲間達にうるうるした。
そんなニコツェーに対する怒り、裏切られたニコツェーの怒り。その二人の怒りが爆発する、まさに怒火。
白昼の強盗後銃撃戦はデ・ニーロ&アルパチーノ「ヒート」をモデルにしているだろう。
