NoAceJustYou

プレシピスのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

プレシピス(2016年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

2023/06/09鑑賞。25点。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
舞台はオーストリアの田舎町。
別居中の夫・エルマールから600万ユーロの大金を盗んだドイツ人のモニカは、オルガン演奏者のフローリアンに出資するため彼の暮らすこの町にやってくる。

金を取り戻すためエルマールが町に現れてモニカの首を絞めて脅し300万ドルを奪い返すが、彼女はフローリアンに助けを求める。

モニカとフローリアンは星空を見て外で眠りにつくが、次の朝にはモニカは死んでいた。

刑事・ヴェーグシェイナーが捜査のため町にやってくるが、先程まで現場にあったモニカの死体が消えてしまう。
死体を発見したのは、フローリアンの父で牧場主・イシタールだが、彼もまた死体はちゃんとあったと証言する。

別居中の夫・エルマールがモニカを追って町に来ていたことを突き止めたヴェーグシェイナーは彼を逮捕し、妻と共謀して600万ユーロの脱税をした後ドイツから逃亡していることを知る。
エルマールの車の中から300万ユーロを押収するものの、彼が妻を殺害した証拠はない。

それどころか金に困るフローリアンがモニカを殺して金を盗もうとしていたという動機の方が辻褄が合う。
さらに、フローリアンには婚約者のレジーナがおり、彼女がフローリアンとモニカが浮気していると思っていた事実も判明する。

釈放されたエルマールは、レジーナが持っていた残りの300万ユーロを手に入れるためフローリアンに目をつける。
モニカが死ぬ直前まで一緒にいた彼が、妻を殺して金を盗んだとしか思えない。

レジーナを人質にしてフローリアンを脅したところ、彼は300万ユーロを持っていると白状して金を渡す。だが、モニカ殺しへの関与は否定。

ヴェーグシェイナーは、フローリアンを再逮捕して残りの300万ユーロも回収する。
回収した金に違和感を覚えたヴェーグシェイナーが調べたところ、600万ユーロ全てが偽札だと判明。

銀行の支店長がギャンブルで溶かしたため、その分の金を偽札として顧客の口座に戻していたのだ。

フローリアンの手元にモニカから受け取った金があるかもしれないと考えたエルマールは、彼の暮らす家に向かう。
そこにいたのは、死んだはずのモニカだった。

エルマールは、金を手に入れるまでモニカを狙い続ける。そうと知ったフローリアンと彼の家族はモニカを守るために彼女の死を偽装した。
警察が本格的に殺人事件として捜査をすれば、エルマールは金を諦めるはずだと考えて・・・。

真相に気づいたヴェーグシェイナーも、フローリアンの家に向かう。
今度こそ本当にモニカを殺そうとしたエルマールは、フローリアンの父・イシタールに射殺される。

この事件を機に警察官を引退すると決めていたヴェーグシェイナーは、エルマールの死体をモルグに搬送して銀行の支店長を逮捕すると、退職して新しい人生を歩む。
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