このレビューはネタバレを含みます
岡本玲さんをはじめ出演者さんたちの演技が素晴らしかった。
家族との繋がりは血に限らない。という流れはありふれているけれど、それを覆す終盤の展開もよかった。
マナは風俗経験者でそこで怖い思いをしたにも関わらず、高齢者たちを利用して金を稼ぐことに違和感を感じているひとも多いかもしれないけれど、わたしはそう思わなかった。
それしか這い上がる手段を知らなかったんだと思う。それが正しいかどうかは別として。
事情聴取中に、自分の寂しさを他人の孤独で埋めるなって怒られたりファミリーがマナを置いて逃げていったり..とても悲しかった。
高齢者を利用していたかもしれない。
でもそれを知ってか知らずかわからないけれど、ティーガールをはじめとした従業員や利用者たちはいい思いをしていたわけだし、確かに楽しかった時間だって存在して救われた人たちだっていた。
全てをマナに押し付けていく様子が辛かった。
正しいことが幸せだとは限らない。突きつけられた。
しょうちで〜す
19
